Magazine Oi!
2011-09-07
太陽がいっぱい
きっと、 そんな家に住みたかったのだ
太陽がいっぱいの
丘の上の船長の家
白いペンキ塗りの柵に囲まれた
丘の上の船長の家
きっと、 そんな家に住みたかったのだ
おあつらえむきに船長は留守
どこかの海をいつまでも回って
もう帰ってくることはない
寡婦も遺産も遺品のシャツも
まるごと全部いただいて
丘の上の船長の家に
太陽がいっぱい
屋根にも庭にも安楽椅子にも
太陽がいっぱい
丘の上の船長の家は
海を見下ろす丘の上にある