Magazine Oi!
2011-12-05
宝島
毎日ひでえことは言ったが
飲めや
そちらにつかつか歩みよって
そうだろう、先生は叫んだってよ
宝さがしに行かなきゃならねえ

そのうえ、おまけに
臨終の間際のそれだった
だれも見張りはしちゃいなかった
とてもパイプを口にしたことも
ラム酒を一杯やらなかったら
首吊りから救ってくれると
そして、やつらをもう一回
ひっかけてやる
骨が珊瑚になるくらい

少しも動かず草地の上に腰をおろし
それでもやつらは裸一貫
北の入り江まで漕いで行ったが
だから、憶えておけ
一発の銃声があがり
昔からの船乗りを見たやつはいねえぞ
その宝島からすぐ乗り込んで
波が白く、あわ立っているのを
晴天も悪天候もあったが
働いてくれたんだ

そしてやつらを
本国につれてかえって
絞首刑にするのも
死んだやつらの衣装箱に押し入って
人から人になるわけだから