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2012-06-26
音楽関連メモ
自転車をたくさん持ってる人が意外に乗ってなく一台しか持ってない人がガンガン遠乗りしてるとか、楽器をたくさん持ってる人が意外に曲をつくらずひとつしか持ってない人がガンガン作曲してアップロードしてるとか、こういう逆転現象に名前をつけたい。
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カネがないと本物のビリヤードができない。もうビリヤードやめたい。
というようなことを音楽方面で言ってる人がいて、叩かれたり斜め後方から弁護されてたりしたが。

この話題の周辺でおもしろかったのはこれ。
新しい楽器によって、新しい音楽体験が生まれるんだけど、戦後からこっち、たまたま、ギターというとんでもないポテンシャルを持った楽器のブームが来て、そのポテンシャルが消費され尽くす前に、電子音楽というこれまたとんでもないポテンシャルを持った楽器が生まれる、という奇跡のようなバブルが立て続けで起きたわけ。
そのバブルもここにきてそろそろ収束の感があり、未だギターと電子音楽に匹敵する楽器が現われてない。
(ボカロのポテンシャルはまだまだありそうな感じはするけども)
ビジネス面はともかく、正直、このあたりが音楽業界衰退の本質なんだと思うよ。
金になるかどうかはともかく、魅力的なツールがあれば、シーンとしては盛り上がるってことは、初音ミクが証明したじゃない。
盛り上がればビジネスになるってもんでもないけど、コンテンツとして魅力のないものを採算に乗せるのは難しいよね。
- 音楽業界がダメになったのは、新しい魅力ある楽器が生まれてないから

この半世紀の超簡潔な音楽史になってる。
電子音楽、ボーカロイドとバーチャルが続いたから、次はフィジカルか。
パワードスーツみたいなものとか。
腕や脚や喉に装着すると、いっきに表現力が増すような。
というか、楽器というものが本質的にパワードスーツなのかも。
悲しさやうれしさを増幅するための。


- チェコ共和国で生まれたシンセ fraAngelico | いっかい/ikkai