Magazine Oi!
2014-09-25
耳の長い黄色い兎 v4
耳が長い。
兎だからか。
それとも、その兎だからか。
色は黄色い。

一瞬意識が途切れかかった。
危ないなと思った。
自分が何者で、どこで何をしてるところか、
そんなことが判らなくなった。
耳は聞こえなかったが、
目は見えていたようで、
まわりの景色がなんとなく残ってる。

そんなことが実際にあったのか、
そんなこととは、どんなことなのか、
家を出る前だったか、
どこかに向かう途中だったか、
帰り道でだったか、
いつ意識が途切れかかったのかも思い出せない。

記憶のすきまに、
今は黄色い兎がはさまっている。