Magazine Oi!
トマトは種を抜いてから食え
なんて今ごろ教えられても
すでにトマトは、腹の中で芽を出して
根も張って、とっくに手遅れ
- トマト男
2017-03-12
舞うように書く
どういうことだろう、「舞うように書く」とは。自分で言っておいて具体的に考えつかないのだが、とにかく舞うように書くのがいい、書きたいものだと、このビデオを見て思った。40分を超える長尺だが見ごたえのあるビデオです。



登場人物は4人。源頼光、その家来で頼光四天王のうちの碓井貞光うすいのさだみつ卜部季武うらべのすえたけ、そして葛城山の土蜘蛛。
これらの役をする演者が、どれも細おもての美形で、身長もありスタイルもいい。安芸高田市に22ある神楽団のひとつとのことで、そのうちでも有数の神楽団というが、職業劇団でもないのにこれだけの舞人をそろえているとは。楽人も。
音楽もいい。河内音頭や八木節と近い下層なリズムが心地よい。歌舞伎や文楽の音楽を聴いていると、つい眠り込んでしまうが(眠り込める心地よさはある)、音頭系の音楽にはもっと内面に食い込んでくる響きがある。
そして舞いがいい。役の格でいえば土蜘蛛が主人公、頼光が副主人公なのだが、時間の配分でいえば二人の家臣が実質的な主役。息のあった動きが美しく、二人の舞いを見ているうちに、こんな風、つまり舞うように書きたいと思った。何をどうすればいいのかは宿題。だいたい自分が何を言ったのか、まだわかってないし。リズミカルに書くとか、リズムのある文章とかいったのでは、ことの一面。