Magazine Oi!
2012-06-12
自分に出会った日

- mirror (“Keşke bir kedi kadar gizemli yazabilseydim.” ...)

自分に影があるのを知ったのは、小学校2年か3年のころでした。
学校から帰ると、宿題をやるかやらないかぐらいで外へ飛び出して、日が暮れるまで遊ぶという毎日だったのですが、あるとき月が高く昇るまで遊んでいて、誰かが影踏みをやろうと言い出しました。
こんなもの(つまり、影のことですが)があるのかと少し驚いて、ほかの子の影を踏むどころか、そのときの私は走っても走ってもついてきて、止まれば止まる自分の影ばかり見ていました。
ひどく驚いたというわけではありません。たぶん無意識のうちにはそんなものがあることを知っていたのでしょう。
もっと厳密なことをいうと、自分に影があるのをはっきり自覚したのは、翌日、校庭で遊んでいて、昼間も影があると気づいたときでした。