zakki no.41 by mataji 
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2023.12.31 sun. link  #詩  
不意に一瞬間にまったく同じ一刹那に 
2023.12.30 sat. link  #詩  
野蛮な山犬が吠え、蛇がガラガラと鳴く場所――ドス・パソス『北緯四十二度線』 
 
 
2023.12.29 fri. link  #詩  
もう歩けない、チワナのゴキブリ兵 
2023.12.28 thu. link  #いしいしんじ  
菜園の向こうでチラチラと揺れる風船のようなものに気づいた。黒い風船かと思った。それは風船でなく、黒く柔らかな毛の生えた浮輪くらいのもので、兄のほうのシオマツリとミヨシが、樫の木の枝に腰かけ、黒い毛の生えたそれを間にはさんで、何事かささやきあっていた。風はむこうに吹いていたので声はききとれず、春の枝にすわった十いくつのミヨシと兄のシオマツリは、何千年も前に描かれた絵のように空間になじんでそこにあり、俺は盗み見ているというより、雲を見あげでもしているような気分になった。
いしいしんじ「塩」 
 
2023.12.27 wed. link  #詩  
謝りに来たんだ 
2023.12.26 tue. link  #詩論  
ロックっていう音楽がありますよね。あれもそういう構造を持ってると僕は思ってるんです。自分が登場人物になる必要はなくて、自分が語り手になってあらゆる領域、境界を越えて、非常に抽象的なことも表現できる。声を拡声して、あるいは意味不明なパフォーマンスもできて、それを観客が演劇と違って覚醒しながら観ていくというようなスタイル。ロックが始まった頃じゃなくて、後半の、熟してきてどうしていいかわかんなくなってきたロックの行方のなかでは、そういう可能性が熟してきた。僕なんかはそれに刺激をうけてバンドをやったりしたんですよね。
巻上公一 
鴻英良 
 
2023.12.25 mon. link  #詩  
私たちは来た川をただ夜だけ過ごすだけ 
2023.12.24 sun. link  #詩  
それのこの幽霊レノア。 
2023.12.23 sat. link  #詩  
宵待草の 露そうな 
2023.12.22 fri. link  #サルトル  
彼が私たちに見せようとするものを、私たちは一つのこらずすでに見てしまっている。しかも、一見したところ、彼が見せたがっているそっくりそのままの姿で。私たちはこれらの悲壮味のない人生がいたるところにころがっている悲しい事実に、直ちに気がつくのだ。ここに描かれた、手をつけては失敗し、すぐに忘れられ、また絶えずくり返される数々の出来事は、とりもなおさず私たちのものだ。
サルトル「ジョン・ドス・パソス論」(生田耕作訳) 
* サルトル「指と指ならざるもの」(粟津則雄訳) 
*ヴォルスの詩
ヒステリック・ブルー - Google 検索  
 
2023.12.21 thu. link  #詩  
馬を与える人さえ与えられたとき、私は馬を与えられましたギブリーギブリー|mataji 
 
2023.12.20 wed. link  #詩  
千鳥の皮においを集めなが、寝込んでもの皮につんだ釣り針、寝込んだ釣り針、汚れる連中をさっていう連中を 
2023.12.19 tue. link  #詩  
腹筋 
2023.12.18 mon. link  #詩  
頭を吸ってろ、こら 
2023.12.17 sun. link  #詩  
地球をこま切れた 
2023.12.16 sat. link  #詩  
ほら、中突隊のほら、中突隊の|mataji 
 
2023.12.15 fri. link   
 
 
2023.12.14 thu. link  #詩  
金属熱度、周波数間の町 
2023.12.13 wed. link  #詩  
ムッシューブルが一羽のキャンドの鶏 
2023.12.12 tue. link  #詩  
忘れともたまたびの心地こそ身をりてしさびの命といつもたえぬ君かりしなくるる雪間の命ともたれはなだの草の霜なまねせばかにやどやたたけれらずもときけど君かなたへあかに憂き人こそ身をりくおぼめづらむやどやまなぐさにつれなかりしつもたままし忘れにつらなくる程にともななかなりてしがす涙に逢ふこそす涙に煙をりくこのほかりてわれともをもなきなきゆる冬の世の逢ふこそ思ほえけれられにみえぬ君かななくて試みえぬれなかなくなくる冬の心地こそすむやみにやましなくなかしがなくおぼめづらずもがなきならしがなつれは 
2023.12.11 mon. link  #メモ #牧野信一  
ふと気づくと、もはや、私はサイパンの酒樽に凭りかかって、酔後の一睡を貪っていたところであった。牧野信一「酒盗人」 
 
2023.12.10 sun. link  #詩  
ジェームスが落書きしているのはパンジョのシンコペーション。 
2023.12.9 sat. link  #詩  
ヴァレリーの森。翌朝。
Les Autres(邦題「レゾートル――はみだした男」) 
 
 
2023.12.8 fri. link  #詩  
冬の崖っぷち 
2023.12.7 thu. link  #メモ  
自分の書くものに少なくとも一つ嘘を混ぜ込んでおく。壁抜随筆 壁抜随筆 壁抜随筆  
2023.12.6 wed. link  #詩 #叙事詩  
わかったかと大使がいう。 
2023.12.5 tue. link  #詩 #叙事詩  
赤髪の青年-11が話しかける。20日、元牧師は自殺を図った。
 
 
2023.12.4 mon. link  #詩  
和尚さん竹やぶだ 
2023.12.3 sun. link  #詩  
足には指輪 
2023.12.2 sat. link  #詩論 #ダダ  
最大の謎は、なぜあなたは悪くないのか、ということ。 
2023.12.1 fri. link  #詩 #叙事詩  
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