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2012-04-08
借り物で作りたい
どこかの国のつげ義春。

- http://drjrl.tumblr.com/post/19633148571

コラージュ。フロッタージュ。マックス・エルンストは借り物で作品を作った。
アイテムはすべて借り物。それを並べる手口だけが本人。
盗作やふつうの引用とちがうのは、文脈が変わっていること。
もとのアイテムが別の文脈に置かれることで、別の意味を持ったり意味を失ったりする。

政治家の発言を適当に切り取って、別の文脈にはめこんで非難するのに似ている。

- 晴舞台

詩もメロディも捨てる。自前の材料は使わない。
歌詞やメロディは自動生成。歌唱はボーカルシンセサイザー。
それらをまとめるのだけが自分。
生の自分を出さなければ二流でいられるのに、生の自分を出すと三流。
そういう損得もあるが、それ以上に、やってて面白くない。
自分の外へ出られない。
すべて自分の中で終わってしまう。
発見がない。何かを作る楽しみは、発見にあるのに。
自前を捨てて、借り物でやる。
そのほうが発見がある。
そういう方向に気持が動いてる。
なんでもない詩が書きたいというのと共通の指向。