Magazine Oi!
2016-01-15
証拠物件♂
人目のない山すそで証拠の分別作業をやっている。
警察署長も立ち会っている。

DNA鑑定に使った試料の残りを捨てる。
シャーレや試験管などをきれいに洗浄する。器具類はここには捨てず、署に持ち帰って廃棄する。
何者かの唾液や精液が付いた被害者の衣類も捨てる。
調書などの書類も不要なものは捨てる。
容疑者が犯人であることは事実なので、その事実に反するような証拠類はなかったことにする。

冬だけど暖かい。空は晴れている。
作業の仕上げに油をまいて焼却するつもりだから、風のないのが何よりありがたい。

現場に落ちていた♂も廃棄する。
事件の周辺に♂を失くした人物がいるはずだが、捜査はしてない。
そんな人物が出てきては事件の構図が狂う。