文学書生
アカツキッ!
誰かに呼ばれた気がしたが
誰もいない
アカツキッ!
また呼ばれたが
誰もいない
つらくて、鞄が重い
カンバヤシ・アカツキッ!
フルネームで呼ばれて
ようやく思い出した
自分は文学書生というものに
なったのだった
厚い外国語の辞書が
革の鞄に何冊も入ってる
誰かに呼ばれた気がしたが
誰もいない
アカツキッ!
また呼ばれたが
誰もいない
つらくて、鞄が重い
カンバヤシ・アカツキッ!
フルネームで呼ばれて
ようやく思い出した
自分は文学書生というものに
なったのだった
厚い外国語の辞書が
革の鞄に何冊も入ってる