弁天
だから、あんたは
と、また弁天様に叱られてるわけだ
だから、あんたは、馬鹿なのよ
と、当然そのように続く
たしか、あんたは
はい、はい、わかってますよ
たしかに姐さんの言うとおり
先週おれは馬鹿でした
そのせっかくの馬鹿の自覚を
忘れてどうする
そう言いたいんですね、姐さんは
だけど、考えてみてくださいな
馬鹿の自覚をわすれた馬鹿は
ほんものの馬鹿だから
それはそれでいいんじゃないの
グシャっとか言ってみる、愚者です
あのね、弁天といったら
詩と歌の神様だよ
そのあたしの言うことを
へらへら笑って聞き流していたら
いつまでたっても馬鹿ですよ
はい、はい、そのとおり
だからおれは、ほんものの馬鹿なわけで
それはそれで…
グシャっとか言ってみる、愚者です
おれはいつものように悲しい
と、また弁天様に叱られてるわけだ
だから、あんたは、馬鹿なのよ
と、当然そのように続く
たしか、あんたは
はい、はい、わかってますよ
たしかに姐さんの言うとおり
先週おれは馬鹿でした
そのせっかくの馬鹿の自覚を
忘れてどうする
そう言いたいんですね、姐さんは
だけど、考えてみてくださいな
馬鹿の自覚をわすれた馬鹿は
ほんものの馬鹿だから
それはそれでいいんじゃないの
グシャっとか言ってみる、愚者です
あのね、弁天といったら
詩と歌の神様だよ
そのあたしの言うことを
へらへら笑って聞き流していたら
いつまでたっても馬鹿ですよ
はい、はい、そのとおり
だからおれは、ほんものの馬鹿なわけで
それはそれで…
グシャっとか言ってみる、愚者です
おれはいつものように悲しい