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2013-11-27
画家への最短コースは恐竜を描くこと


ゴジラが描ければ画家になれる。
- 画伯

拡張していえば、恐竜が描ければ画家になれる、漫画家になれる、アニメーターにもなれる。――
ということを最近発見した。実践したわけではなくて、思っただけだが。
なぜ思ったかといえば、恐竜が人間にとって根源的な何かであるから。
恐竜が生きていた時代には、まだ人間は生まれてなかったという。ホモ・サピエンスの歴史が数十年、猿人にさかのぼっても数百万年のオーダーであるのに対し、恐竜は数千万年前に絶滅したという。
では、どうしてヒトは恐竜のことを知っているのか。
知ってたから知ってたのである。なんらかのわけ(恐怖とか、愛着とか)があって、恐竜の思い出がホモ・サピエンスにまで引き継がれたのである。科学史とはあいいれないが、人類は恐竜を見たことがある。

というわけで、絵描きになるための最短コースは、石膏のデッサンなんかではない。恐竜を描けるようになることである。
音楽にも、文学にも、そういう根源的な材料があるはずである。そういうのが見つかったらまた発表するので、なにかクリエイティブなことをしたいけど力もないしきっかけもないという人は、とりえあず恐竜を描いてみるといい。