Kelenken
- Kelenken
人はむかし鳥の餌だった。
すると、こいつにも食われてたのだろうか。
名はケレンケン。
恐鳥類最大の鳥で、頭蓋骨の長さ70センチ、くちばしだけで45センチ。頭部の大きさは既知の鳥類のうちでも最大。
- Kelenken - Wikipedia, the free encyclopedia
生息時期を見ると、ヒトとケレンケンはすれ違いだったようだが、恐鳥類はアメリカ大陸で遅くまで生き残り、最後の種が滅びたのは40万年ほど前という。次の図はヒトと恐鳥類の大きさの比較。赤いのがケレンケン。
鳥類は恐竜に極めて近縁な派生種族であったため、それまでの恐竜類のニッチを補うように地上に進出し、直系の祖先にあたる小型肉食恐竜に類似する生物を生み出した。それが恐鳥類であり、主な種類としてディアトリマ、フォルスラコスなどがある。当時、ツルガイ海峡(現在の中央アジアにあたる部分でユーラシア大陸を二分していた海峡)でヨーロッパとも隔絶していたアジアを除く全大陸では(アジアには生存していた化石証拠が無い)強力な捕食者として繁栄し、当時まだ小型だった哺乳類をエサとしていた。当時ではワニ類とともに生態系の頂点に君臨していたと考えられる。
- 恐鳥類 - Wikipedia