to top page
2014-09-27
かごめかごめ v2
三人で温泉旅館のステージにいる。
灰色のスーツの女と赤いスーツの女と私の三人である。
女は二人とも太ってる。
灰色のスーツの女は私の知り合いだが、赤いスーツの女は知り合いではない。
灰色の女が赤色の女をステージから突き落とす。
赤色の首がねじ曲がって死んでしまったようなので、私は安心する。
ところが赤色はすぐ息を吹き返す。
灰色と私の二人で、赤色をなだめながら楽曲を完成させる。
当時のことなので、カセットテープに録音する。
多少の達成感とともに出来上がったカセットにタイトルを書き込み、デッキに収めたところで「しまった」と思う。これでは指紋がべたべたではないか。
よその現場に残してきた指紋とカセットの指紋を照合されたらまずい。

自分の置かれた状況が、かごめかごめに似ていると思う。
そんな気がした理由はわからない。
うしろの正面は誰だったか。
それがもともとの心配事だったのだろうか。