続・かぐや姫
かぐやと連れ添いもどってくるのは
三人のうちただ一人
あとの二人は泣き帰れ
船を仕立てて、ゆるゆる、ふわふわ
かぐや姫に会いに行きます
「かぐやは月に帰りました」とお婆さん
「もうこちらにはもどりません」とお爺さん
「だから会いにゆくのです」と貴公子たち
みつかったのですよ
蓬莱の玉の枝
火ねずみの革ごろも
つばくらめの子安貝
どれもみつかってしまったのです
「残念ですが」と貴公子A
「残念ですよ」と貴公子B
「残念ながら」と貴公子C「彼らもみつけてしまったのです、
つばくらめの子安貝だけでよかったのに」
だからわれわれ三人
ようやく手に入る宝物、船に積みこみ
かぐや姫を迎えに行くのです
「そんな船で月世界まで」とお爺さんお婆さん
「行けますとも、飛行船ですから」
ゆるゆる、ふわふわ、乗り心地は悪くないけど
うれしくかぐやを連れ帰るのは
三人のうちただ一人
あとの二人は泣き帰れ
かぐやと連れ添いもどってくるのは
三人のうちただ一人
あとの二人は泣き帰れ
三人のうちただ一人
あとの二人は泣き帰れ
船を仕立てて、ゆるゆる、ふわふわ
かぐや姫に会いに行きます
「かぐやは月に帰りました」とお婆さん
「もうこちらにはもどりません」とお爺さん
「だから会いにゆくのです」と貴公子たち
みつかったのですよ
蓬莱の玉の枝
火ねずみの革ごろも
つばくらめの子安貝
どれもみつかってしまったのです
「残念ですが」と貴公子A
「残念ですよ」と貴公子B
「残念ながら」と貴公子C「彼らもみつけてしまったのです、
つばくらめの子安貝だけでよかったのに」
だからわれわれ三人
ようやく手に入る宝物、船に積みこみ
かぐや姫を迎えに行くのです
「そんな船で月世界まで」とお爺さんお婆さん
「行けますとも、飛行船ですから」
ゆるゆる、ふわふわ、乗り心地は悪くないけど
うれしくかぐやを連れ帰るのは
三人のうちただ一人
あとの二人は泣き帰れ
かぐやと連れ添いもどってくるのは
三人のうちただ一人
あとの二人は泣き帰れ