ランタン小説
1. 発端
事件が解決して探偵が村を去るところから話ははじまる。
探偵はそのまま隣町に向かうかに見えた。
いや、それ以外のことなど誰も考えなかったのだが…
ふいに探偵の身体が宙に浮いた。
そのままするすると、まるで縄ばしごをのぼるみたいに探偵は夜空に消えていった。
かわりに赤いランタンがゆっくり降りてきて地上にとどまる。
暗がりでひとり顔を赤らめるN子。
探偵と何かあったのだろうか。
それともランタンの明かりが頬に映えただけなのか。
(つづく)
事件が解決して探偵が村を去るところから話ははじまる。
探偵はそのまま隣町に向かうかに見えた。
いや、それ以外のことなど誰も考えなかったのだが…
ふいに探偵の身体が宙に浮いた。
そのままするすると、まるで縄ばしごをのぼるみたいに探偵は夜空に消えていった。
かわりに赤いランタンがゆっくり降りてきて地上にとどまる。
暗がりでひとり顔を赤らめるN子。
探偵と何かあったのだろうか。
それともランタンの明かりが頬に映えただけなのか。
(つづく)