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2015-11-05
葡萄棚のバス停でぼくらが置き去りにされた夏休み ver.2
夏休みの体験学習。
鉄道駅から少し歩くと葡萄棚のバス停があった。
警告は出ていた。なにかおもしろくないことが起こる、用心しろ。だれが言い出したか知らないが、そういう話は流れていた。でも騙されてしまった。
まずバスが来て、先生たちと女子生徒が出発した。
男子は次のバスで来るように。
そう言われたのだが、時刻表に次のバスはなかった。
先生たち(男の先生たち)はぼくらを置き去りにし、女子生徒だけ連れて山に登ったのだ。
帰りの電車もなく、ぼくら男子は歩いて学校にもどった。
夏休みが終わっても先生たち(と女子生徒たち)は帰ってこなかった。
それ以来ぼくらの学校は男子校です。すごく荒れてたり、無気力だったりする。