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2016-09-20
消えた男の犬
大山山系のある村に、犬を連れた男がやってくる。
そういうはじまりの夢。
村に犬を残して男は山に登るが、そのまま帰ってこない。遭難したのであろう。
村の広場に村人が集まり、男の登った方角に向けて合掌する。
その2年後に、置き去りにされた犬も死ぬ。
村人は犬を剥製にして保存する。長い年月がたって消えた男の子孫と連絡が取れ、村は子孫に剥製を返還する。
村にとって縁のない男が残していった犬、それもどうということのない雑種にそんな手厚いことをしたのは、そのころ村が金の採掘で潤っていて、暮らしが豊かだったから。

その続きの夢。
家に泊まりにきた叔父が、ぬいぐるみのような茶色い大きな犬(生きている)をかかえて寝ている。これは大山で消えた男の犬かも、という前の夢とのつながり。
叔父は消えた男の子孫なのか。それなら私も子孫ということになる。