日は暮れよ
日は暮れよ、鐘は鳴れ
時は流れよ、わたしは残る
何ごとかと
橋の上に出てみたら
赤い長靴の大男が
小舟を蹴散らし
堰を破って
川をのぼってくる
大声で歌いながら
男が川をのぼって来る
日は暮れよ、鐘は鳴れ
時は流れよ、わたしは残る
赤い長靴の大男が、夜中に
歌いわめきながら
川をのぼって来る日
そんな日があるはずだと
誰が承知していたか
村人は?
彼らは知っていたのか
わたしは知っていたのか
怖れつつ、誰もが
その日を待っていたのか
日はとうに暮れ
力なく鐘の鳴りはじめた村の
家々を蹴り潰し
田畑を踏み破り
時を流し去るために
赤い長靴の大男が
歌いわめきながら
川をのぼって来る日
時は流れよ、わたしは残る
何ごとかと
橋の上に出てみたら
赤い長靴の大男が
小舟を蹴散らし
堰を破って
川をのぼってくる
大声で歌いながら
男が川をのぼって来る
日は暮れよ、鐘は鳴れ
時は流れよ、わたしは残る
赤い長靴の大男が、夜中に
歌いわめきながら
川をのぼって来る日
そんな日があるはずだと
誰が承知していたか
村人は?
彼らは知っていたのか
わたしは知っていたのか
怖れつつ、誰もが
その日を待っていたのか
日はとうに暮れ
力なく鐘の鳴りはじめた村の
家々を蹴り潰し
田畑を踏み破り
時を流し去るために
赤い長靴の大男が
歌いわめきながら
川をのぼって来る日