zakki no.50 by mataji

[2024.9.1 - ]

2024.9.17 tue. link #詩

文字が表示される時間 図203 ミパ鳥の鳴き声「おはよう」


モーラ「メ」「ホリ」は母音「ワタル」を巧みに使って発音される。言い換えれば、九官鳥は寒さに萎縮したのではなく、フォルマント(F2)縦軸:周波数(Hz)の交差に従っていたのです。
この聴力曲線について簡単に説明する。
図3.1のデシベル値が人間の聴力を示しています。ミナ鳥の聴力曲線と人間の聴力曲線を比較すると、ご覧のように、両者のカーブの形そのものはよく似ている。ミミナガラスの可聴域を見ると、10キロヘルツの低周波から約15キロヘルツの高周波まで幅広く聞こえる。人間の場合は約8キロヘルツである。実験プロセスを女声について繰り返した結果、最終的に図3.6の曲線を得た。
なお、+9 ガネースペクトロスコピーの opy.c spe スペクトログラムは、一般に「u」の音が低温に適応した皮膚のタイプに対して効果的ですが、処理後に縮んだ「おはよう2.13」は鳥真似にすぎない。

2024.9.16 mon. link #詩

インディアンの混雑と…
植物が生い茂り、死が信じられない旅をする
…構想…

インディアン、山のダグアウトカヌー、砂漠、砂漠はまだ考え出されていない…
彼らの皮膚からネグロウ
インディアンと貝殻
そして…
インディアン、未来の種族、信じられない旅
巨人たち、浜

2024.9.15++ sun. link #創作論

あるとき、どうも自分に関心があるのが主人公が映画のどこかで「変身する」ことだと気づいたんです。どの状態からどの状態に変身するかというと、「ダメな人」から「バカな人」に変身する。(……)明らかに生きてて楽なのはバカの方なんですよね。ダメな人から見ると自分以外みんなバカに見える。でもバカな人からすると自分以外はほんとダメで、可哀想だみたいに感じてる。そこにステップがある。(……)何かが軽くなるというか、生きづらさが一つ解消される。 冨永昌敬「『ダメ』から『バカ』へ」(『いま、映画をつくるということ――日本映画の担い手たちとの21の対話』)
ダメからバカへ。
創作論としても、人生論としても。

ダメなやつから見ると、世の中バカばかり。とてもやってられない。
だが、バカなやつから見ると、自分以外はみんなダメ。あわれなやつらよ。おれを見ろ、このおれを。
ダメな自分から、バカな自分へ。

2024.9.15+ sun. link #創作論

(ジイドの小説『贋金つくり』は)四十人ばかりの人物がそれぞれかってに自分の生を生き、いろいろのテーマが錯綜し、「行きあたりばったりに」進行し、始めも終りもなく、完結するかわりに「だしぬけに終了する」。読者をとまどいさせる風変り、「異様さ」を覚悟して書かれたものであった。 佐藤正彰「解説」(筑摩書房『世界文学大系 50 ジイド』)
始まりも終わりもなく。行きあたりばったり。
詩にも言える。
最後をきれいに決めて、読者に感心してもらう。反省。そんな工夫はしない。だしぬけに終える。かえって難しそうだが、そんな終わり方。

2024.9.15 sun. link #詩

足の大きな吸盤は洗面器のようで、彼は人間に別れを告げる。彼が振った吸盤が彼に迫ってくる。

彼は逃げて...

狭い通路の向こうに町のメインストリートがあった。私は風を切って通り抜けた。足音が聞こえた。建物が並んでいた。死体が落ちていた。レンガの壁。古びた交際ボックスがあった。私は飛び込んだ。内側からドアを引っ張ったが、取っ手はなかった。私は先端でドアを掴み、力いっぱいひねったが、蛇の体の一部だけが白かった。箱は激しく上下に揺れた。私はもう力を入れることができない。

私は助かりたいと思う。だが、どうやって?

2024.9.14 sat. link #詩

私は乾いた火の玉を出す
私の西は赤腐れ、私は塚の上を行く

畑の後ろにある乾いた畑は、歯が生えた畑の上にあり、乾いた畑で汚れた犬のレースがあり、乾いた凍った乗り物で戦う
乾いた畑を見下ろす赤黒い雲
映写機が回りだすと、私の火が公立病院を映している

枯野に火の玉の夕日を走らせ
いつか見た赤い坂、人の腕を並べた林

2024.9.13 fri. link #詩

[[赤斧抄]]

取禹餘糧餌、澒煉丹
發秀戎人也

後數十年反
湘江間、上華山
採藥靈山、三十年反
寓跡神祠主簿、發秀戎巴
湘江間、澒煉丹葩
手掌中有赤斧、顏曄丹砂
發雖朱蕤、賣之
湘江間、累世傳見之

取禹餘糧餌、三十年反
如童子、澒煉丹

為碧雞祠、上華山、巴
寓跡神祠主簿、毛髮生皆赤斧焉
與硝石服之、顏曄丹葩

[[和訳]]
不老長寿の霊薬・禹余糧を餌として、丹薬を錬成する
そのことに秀でた戎人

数十年にして帰り
湘江の間に身を置いて、華山に登る
霊山で薬草を採取し、三十年にして帰る
神社の主簿として跡を残し、戎と巴に教えを広めた
湘江の間で、丹薬を錬成する
手中に赤い斧があり、顔は丹砂のように輝いていた
髪は朱色で、それを売った
湘江の間で、代々その姿が伝えられていた

禹余糧を餌として、三十年にして帰り
童のように、丹薬を錬成

碧鶏祠を建て、華山に登り、巴に至る
神社の主簿として跡を残し、髪はすべて赤い斧のように生え揃っていた
硝石を服用し、顔は鮮やかであった

2024.9.12 thu. link #詩

塔を見て、その人を見る

少しだけ傾いている
高く裁断された布は十二尺を超えている
そこに宿泊し、一室に滞在する

玲瓏として美しい
叢林に送られ、耳に飾りがついている
舎利が光を放ち、黄色い布で包まれ、少しの偏りもない
二つの環があり、右腕を伸ばして左腕に似せ、間を置かずに手を招く
身体を解いて、西域から来たと語る

古風で奇妙な、その笑み
羊の角のような、その人

2024.9.11 wed. link #詩

第6章 生き物たちの生き方


人間の体温分布は茶褐色である。哺乳類として分布し、動物の生活をしている。

同じ茶褐色系でも、褐色ネズミはある一定の温度内で薄いという特異性があり、北の果てで発見されたレヴンでない限り、褐色化が進化の障害となるため、褐色ネズミはその名に反して自身を実現することができません。

これらのことは、人間の体温とネズミの体温を比べてみればわかります。

ドブネズミの性別分布はレミングのそれよりはるかに狭いことが分かっているが、ドブネズミはレミングネズミが分布する極北にも生息しており、冬には人間の住居に侵入して生き延びます。

2024.9.10 tue. link #詩

空中に垂れ下がる若者の脚

誰かとは、来る人のこと
カワラ寺は商人としてやってくる動きを見張る

レムの技を、誰か鳥が飛ぶ人を伸ばすように
毛皮をこねる、曲げる
カワラ寺が言う、商人は神か鬼か、その時、ヒテンヤシャの間で、刺客として体を覆い、ヒテンヤシャのために誰か、ヒテンヤシャの技を
レムのために
カワラ寺が言う、商人は商人、ヒテンヤシャの時は髪を使う、みな凍る、練る
一人の人間のように、ヒテンヤシャの皮をこねる

ヒテンヤシャの中の誰か

カワラ寺が傾くと、ヒテンヤシャの端が
レムの中で刺客を名乗る、片足で

2024.9.9 mon. link #詩論 #ジャコメッティ #ミシェル・レリス

速度への鋭い配慮、これを欠けば創造はあり得ないであろう。辛抱強く作り上げられた芸術作品というものに対して、湧き現れるものが対立する。それは歴史もなければ根もなく、即席的で時間の外にあり、突如生じたという様子をもつだけに一層明証的である。このような展望のなかにあっては、すべてを破壊することは修正を加えることにまさる
ミシェル・レリス「アルベルト・ジャコメッティのごとき芸術家にとっての石」(後藤辰男訳『獣道』)
破壊は修正にまさる。
手を加えるにつれ、作品が劣化していくような過程。
そんな過程に入ったら、壊すしかない。

言葉を手段とする文芸より、ジャコメッティに即して、粘土を手段とする彫塑でイメージするとうなずける。
土にもどしてやり直す。

2024.9.8 sun. link #詩

鄰生鼓掌曰、遂安居、則傾國之復戲也
生意友謀、梯妓女子夜來吾有利劍、雌者尚當開門納之
生述所來吾有利劍、則傾國之
雄來叩齋、雌者尚當開門納之復戲曰、妓女子夜來、一至
就食東鄰生戲也
埠上青樓故多、主齋、妓逡巡自此、綢繆甚至主窺問其假、齒震有利劍、遂安居

隣の若者が手を叩いて言いました。「ついに安らかに過ごすことができる、これこそが国を傾けるほどの遊びだ」と。 若者は友と計画を立て、妓女(遊女)を梯子に使って夜にやって来た。そして言うには、「私は鋭い剣を持っている。雌の者(女性)は門を開けてこれを受け入れねばならない」と。 その若者は自分の来た理由を述べ、「私は鋭い剣を持っているので、国を傾けるほどの力がある」と言った。 雄の者(男性)が来て齋(寺の一室)を叩き、雌の者は門を開けてこれを受け入れねばならない。そして再び遊びのように言った。「妓女が夜にやって来て、一度集まるだけでも大事だ」と。 東の隣人のところへ食事に行き、その若者は遊びだったのだ。 埠頭の上に青楼(遊郭)はもともと多くあり、齋を主として、妓女はためらいながらもここに至り、非常に綿密に準備をし、主がその偽物かどうかを窺い問う。歯は震えたが、鋭い剣があり、安らかに過ごした。

2024.9.7 sat. link #詩

日の光で鳥の羽を掴み、それを帆とする

己巳の秋、嶺南から外洋に出て
夜に石洞の中に伏し、破片となり、そこから大きな船に乗り換えた
また大きな島に避難し、羽を織って帆を作ることもなく
日の光で鳥や虫を掴んで食べた

ルソンの人々は言う
また漂流する一人は皆死んだ
大きな船が漂流してきた

日の光で鳥の羽を掴む
マカオに至る

巡撫が疏を掲げ、鳥や虫を掴んで食べる
また一艘の船が漂流してマカオに至る
上には十一本の大きな木があり、一艘の船が大きな島に避難し、櫓や帆がある
日の光で鳥や虫を掴んで食べる
上には十人がおり、嶺南から外洋に出た

自ら伝えて言うには
ルソンの人々は大きな船に乗り換えてきた

2024.9.6 fri. link #詩

野次馬の歌いはずして
おってる方もり、梯子をはずされ、はずしてるよ、はずしちゃってる方なところで
梯子はずすんなら
歌なんか歌っ、はず騒ぐ歌なら
はずされちに
はずされるつもはじめて

どうちゃって
野次馬の歌いはずされる方もりなら
登りきっ、梯子はずして
はじめてる場合か、歌って
どうする
歌いはずされちゃ
梯子をはじめてるつも、はず騒ぐ歌なら
歌なところで

2024.9.5 thu. link #詩

天竺徳兵衛・抄


しかし他国にござらないは石炭水の油、妙法寺村の丈もが夜の火、竹ずっぽうで灯さア取り申す★ じたいわしゃア、船乗りでござりますから、どこの船着へも行かない所にござり申さねが、コウ目がなくなっちゃアたはふぐばかりでござり申す、ハハハ、、、★スリャその方以前は船乗りじゃと申すか、しからば播洲高砂の天徳兵衛を存じおるか★これはハア粗相をしました★画像と言いしはやはり白紙、盲人そちゃ目が見えようがな!★ヤ★イヤサ、両眼見えぬと申すはならん★なんと★ためし見るには、エイ★ト花籠へ礫を打つ。ドロくにの裾にまとう★さてこそ怪しい、座頭が振舞い★ト徳市二重より飛び下りる★者ども、ソレ★動くな★ためし見るには、エイ、わが推量に違いなく、田舎座頭がこの場のありさま★ト下手より袴股立ち、鉢巻きの鉄砲を持ち出て★ト双方より取り巻く、ドローぎ、両眼見開き★さとくも政元、察せしよな★火蓋を切ろうか、本名名乗るか★まずそれまでは★かたがた、さらば★

2024.9.4 wed. link #トリスタン・ツァラ #ミシェル・レリス #ダダ

ミシェル・レリス『獣道』(後藤辰男訳)

2024.9.3 tue. link #詩

見たところ、石蹴り遊びなのだが
むしろ、街路の芸、舗道の芸として、人々の見るなかで
石蹴り遊びの石が
音もなく、えっ、石蹴り遊びの穴へと消えて
それが誰かの命を削るという
そんな遊びだったのか、石蹴り遊び

2024.9.2 mon. link #詩

妖精のガイルが、スコットランドのミン・コットランドの上空を漂う
ガイルの正体は、その外側のナンドと、その最も内側のミンの、神話のスカイ島に隠された大きなバルナクノルマット

ゲール語の丘の上のスカルノック、スカイ島の神話の丘の上のスカルノック、神話またはヒック、ゲール語の最も陸地のグレンキャニオンの村の上のスカルノック、そしてスコットランドのスカルノック

スカイのほとんどにある、コトラジオ・グレープのビーチ
内側には、この最大の村のゲール語の採掘場があり、スコットランドのスイープの大きな村のゲール語の採掘場があり、村の採掘場があり、スカイのコトラジオ・グレープの大きな採掘場があり、ランティオン・バル・ナンドがある

隠されたグレンチオン、コンドスカルナック、バルナックインされたナンド

2024.9.1 sun. link

自分がいいと思うものをそのまま描かないためのシステム。
初めに写真を撮ります。そして撮影した写真のなかから選びます。
あの、私は私の表現は信じていないんです。――ある美術家
2024.8.17+記事