五行詩十番
住みよいか住みよいか
顔がそういう顔なんだから
これがもう、もがいても
女性的になったんだから
カネもらって詩に書いてたわよ
*
どうことになろうが
そこの捜査官、何か言ったで、ほら
おれの文語ではないのに
殺人現場と成り果てて
ひとそれは飯食ってよ
*
おもしろいことのひとかけらもないか
ここんところ
どんどんぐりと山猫ですが
いえば
いえ、おい
*
なんてぼんやり聞き入ってだよね
親会社から
首をひねってるからなあ
見切って終わって
これを限り真人間に返ると決まった
*
参りましたやつだというが
ここまで左右がこもらないとは
とにかく北からはじめるんだよ
それでおれはかまわない
誰も気づきはしたくない
*
何もしない別口の愚痴であり
いや、理知は必要なんだけだし
起きてさ
出せるわけがないまま
本物のかけらみたいな人だったんだろうが
*
踏ん張ったとき
あれなら今夜のちょいだから
えーと、それは
もう、ぐっしょう、しこたまま
皆さんが出てきたばかりに
*
四、五年前だということは
幾山川越え去り行かばだね
彼らの周りにころがった
焼酎壜からカネもらったら
挿し絵がいっぱい入ってみましょう
*
どうぞ覗いてくださいな
例のいつもの考えないか
どっちかったいの何のしゃれか
死人の箱には十五人
わかんなだらだらしたものを
*
いえ、投げやりだけど
どうも困った
とか言ってりこねて
おれ、間違っていうより考えてもみないか
跡になんでそんなことどうの
顔がそういう顔なんだから
これがもう、もがいても
女性的になったんだから
カネもらって詩に書いてたわよ
*
どうことになろうが
そこの捜査官、何か言ったで、ほら
おれの文語ではないのに
殺人現場と成り果てて
ひとそれは飯食ってよ
*
おもしろいことのひとかけらもないか
ここんところ
どんどんぐりと山猫ですが
いえば
いえ、おい
*
なんてぼんやり聞き入ってだよね
親会社から
首をひねってるからなあ
見切って終わって
これを限り真人間に返ると決まった
*
参りましたやつだというが
ここまで左右がこもらないとは
とにかく北からはじめるんだよ
それでおれはかまわない
誰も気づきはしたくない
*
何もしない別口の愚痴であり
いや、理知は必要なんだけだし
起きてさ
出せるわけがないまま
本物のかけらみたいな人だったんだろうが
*
踏ん張ったとき
あれなら今夜のちょいだから
えーと、それは
もう、ぐっしょう、しこたまま
皆さんが出てきたばかりに
*
四、五年前だということは
幾山川越え去り行かばだね
彼らの周りにころがった
焼酎壜からカネもらったら
挿し絵がいっぱい入ってみましょう
*
どうぞ覗いてくださいな
例のいつもの考えないか
どっちかったいの何のしゃれか
死人の箱には十五人
わかんなだらだらしたものを
*
いえ、投げやりだけど
どうも困った
とか言ってりこねて
おれ、間違っていうより考えてもみないか
跡になんでそんなことどうの