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2013-06-11
丹下左膳
一昨日だったか、中村獅童の『丹下左膳』をテレビでやっていた。
見てると、ともさかりえが出てきた。
ともさかりえの出る『丹下左膳』なら、やはりテレビでだが見たことがある。主役の左膳は唐沢寿明ではなかったか。もしかすると滝沢秀明だったかもしれない。唐沢と滝沢は名前が似ているのでよく混同する。顔も同系統な気がする。
で、獅童版の『左膳』だが、前に見た「ともさかりえの出る『丹下左膳』」に景色がよく似ている。左膳が河原の掘っ立て小屋に住まっているところなど、まったく同一である。
勘違いをしてるのではあるまいか。ネットで検索してみたが唐沢(または滝沢)+ともさかの『丹下左膳』というものはヒットしない。
どうやら、一昨日の『丹下左膳』と以前見た(ともさか共演の)『丹下左膳』は同じ映画のようである。
どこかで記憶が誤接続して、獅童の顔と唐沢(または滝沢)の顔がすげ替わってしまったらしい。

たまたまだが、先週ぐらいに大友柳太朗の『丹下左膳』も見ている。
大友のほかに、大川橋蔵、美空ひばり、東千代之介、月形龍之介、大河内伝次郎、山形勲、松島トモ子…というオールスターキャスト。そのぶん主役の出番は少ない。
大友柳太朗の殺陣はよかった。

にっこり笑って人を斬る。そういう大人になるに違いない。――
子供のころ近所の大人にそう言われたことがある。次の詩はそれを思い出して書いた。
- にっこり笑って
- 左膳誕生

近所の大人の予言は当たってた気がする。思い当たることがいつもある。