時計の針が時計回りに回るわけ
なぜ時計の針は右回りに回るのか。
北半球でも、南半球でも、太陽は東から昇って西に沈む。
けれども、左右でいうと北半球と南半球では逆。
地球の北半球では太陽は視界の左側から昇るが、南半球では右側から昇る。芝居の舞台にたとえると、北半球では太陽は下手から昇って、南半球では上手から昇る。すなわち、北半球では太陽は南の空を右回り(時計回り)に回り、南半球では北の空を左回り(反時計回り)に回る。
この相違は、北半球の人々がどちらかといえば身体や意識を南に向けて過ごす時間が長いのに対し、南半径では逆に北向きで過ごすという生活習慣の違いによる傾向的なものだが、物理的には、北半球では太陽が天頂の南側を通るのに対し、南半球では北側を通るという違いがある。
そしてこれらのことが、腕時計や柱時計の針が右回り(時計回り)であることの原因になっている。
なぜなら、これら現代の時計のもとになった日時計の針が右回りであったから。
さらになぜならば、日時計は北半球の文明圏(古代のバビロニア、エジプト)で生まれたから。
次の画像は一般的な日時計。
太陽が大空を左から右へと右回りに移っていくにつれ、文字盤に落ちる影(時計の針にあたる)も右回りに回っていく。
文字盤の数字が、IIII、V、VI、VII、VIII、IX と右回りに増えているのがその反映。
次の画像は南半球の日時計。
文字盤の文字は、VI、VII、VIII、IX、X、XI と左回りに進む。
北半球でも、南半球でも、太陽は東から昇って西に沈む。
けれども、左右でいうと北半球と南半球では逆。
地球の北半球では太陽は視界の左側から昇るが、南半球では右側から昇る。芝居の舞台にたとえると、北半球では太陽は下手から昇って、南半球では上手から昇る。すなわち、北半球では太陽は南の空を右回り(時計回り)に回り、南半球では北の空を左回り(反時計回り)に回る。
この相違は、北半球の人々がどちらかといえば身体や意識を南に向けて過ごす時間が長いのに対し、南半径では逆に北向きで過ごすという生活習慣の違いによる傾向的なものだが、物理的には、北半球では太陽が天頂の南側を通るのに対し、南半球では北側を通るという違いがある。
そしてこれらのことが、腕時計や柱時計の針が右回り(時計回り)であることの原因になっている。
なぜなら、これら現代の時計のもとになった日時計の針が右回りであったから。
さらになぜならば、日時計は北半球の文明圏(古代のバビロニア、エジプト)で生まれたから。
次の画像は一般的な日時計。
太陽が大空を左から右へと右回りに移っていくにつれ、文字盤に落ちる影(時計の針にあたる)も右回りに回っていく。
文字盤の数字が、IIII、V、VI、VII、VIII、IX と右回りに増えているのがその反映。
次の画像は南半球の日時計。
文字盤の文字は、VI、VII、VIII、IX、X、XI と左回りに進む。