zakki no.47 by mataji

[2024.6.1 - 2024.6.30]

2024.6.30+ sun. link

夕暮れ時の二つの孤眼

月明かりが来て、カウントライオンの峠、家、アリオンの峠
暗闇にネギの芽
五月の陰に、三羽

2024.6.30 sun. link #デュシャン #アポリネール

以前、署名入りで書いた記事だが――

アポリネールがわたしの名前をあげて、
「芸術と大衆を和解させるのは、デュシャンと同じくらい美的なことにこだわりがなく、デュシャンと同じくらいエネルギーにこだわる芸術家の仕事であろう」
と言ってますが、ただの思いつきです。
おっと、申し遅れましたがデュシャンです。マルセル・デュシャン、美術家です。
ギヨーム・アポリネールはすぐ断言する。思いついたことをそのまま言ったり書いたりする。でもね、それが真理だったり事実だったりすることはめったにない。彼は人が良いし、おっちょこちょいだし、誰かに好意を持つとやたらほめてしまう。だけど正確な観察とか分析のうえで言うわけではない。まして「芸術と大衆を和解させる」なんて、わたしのどこを叩いたらそんなわたしが出てくるのか。
アポリネールが言ってるデュシャンは彼のデュシャンであって、わたし本人のデュシャンではない。
まあ、ギヨームにかぎらず、人はみな同じようなもので、適当なことを言う、しかも断言する。あたかもそれが真理であるかのようにね。
いや、わたしはアポリネールが好きでしたし、彼も好意を持ってくれていた。だけど、それとこれとは別です。アポリネールはアポリネールのデュシャン像を描いて、それを文章にした。それだけのことで、わたしの預かり知るところではありません。
迷惑してるかって? とんでもない、そういうものなんです。

Marcel Duchamp

2024.6.29 sat. link #ChatGPT #ラップ

ChatGPT にラップ勝負を挑んでみた。
しかし、これ、どうやったら勝って終われるか。

ラップのバトルをしたい
次のリリックに応えよ

その生き野郎と縁があるって
歯なんばってのか
爪つめるってのか

もちろん、応えるよ。

おい、そいつとの縁は偶然の産物
君はその歯で戦う覚悟
爪を研ぎ澄まし、勝利を掴む
リズムに乗り、心を鎮めろ、まずは冷静に考えろ

君だと?
なに気取ってんだよ
俺とお前でやろうじゃないか

おう、やろうぜ、お前に負ける気はない
リズムに乗ってバイブス上げる俺のスタイル
君の言葉じゃ俺を止められない
このバトルで勝つのは俺、間違いない

けっ、まだ君かよ
好きにしてくれ、とろいやつだぜ

どこのどいつが、このバトルで勝つのは俺だか
ガキに、どもの世話をするってんで
黒い雨が、くたばっしょかよ
どもいねえに追いつめられてるってしまえ
ガキに追いつべ言うするっておまり、くたばっしめられてしまえ、ぶってのか札束な

笑わせるなよ、お前のその戯言
俺のリリックは刀のように鋭い、貫くぞ
君はただの雑魚、言葉で踊らされてるだけ
黒い雨?そんなもの俺には効かない
俺のフロウで君を叩き潰す、札束なんていらない
バトルの終わりには、君が俺に土下座してる
俺が勝者、君はただの敗者、これが現実だ

上等、上等、現実上等
勝者は俺で、敗者はお前
じっくり吠え面みせてもらうぜ

吠え面見せるのは君のほうだ
このリリックでお前の自信崩すぜ
勝者は俺、君は敗者、これが現実の結果だ
言葉の刃で君を刺し貫き、バトルの終わりに君はただの影

韻を踏んで、リズムに乗って
俺の勝利、君の敗北、もう決まってる
叫び声上げる前に、負けを認めろ
これが真実、君はもう終わってる

2024.6.28 fri. link #詩

霜が降りたのがうらやましい

叫びが降る
極寒の電柱がうらやましい、あの寒空に背筋が伸びる、水が湧き出る
フグが落ちてくるような寒さの中、叫び声が沖合に響く

胸に響く声
泣き叫ぶ声
雲は荒野を雲の燃える葉は凍てつく空の霜のはるか彼方へ

電柱のストレイルロワチいっぱいの風が、私の拳を沖合に、そして彼の何もない男の釣りを羨望に、そしてその寒さが降りてくる
赤ん坊が釣れた

歌う、冬の動きから
月の光から
動きの光から
背伸びしてフグを釣る
声がする、沖で泣く
わたしの目に語りかける

フグを慕う気持ちは、月明かりに照らされた黒髪のように、風に吹かれる
新しい年の寒さ、寒さに捕らわれて眠る

2024.6.27 thu. link #詩

あそびにゆきれたみまし
あそびましょ かっこもふる あそびまし
いやでもふるふりましょ あそびにゆきたみましょ 雨がふる

おうちでもふるふる
べにゆきた

べにおりましょ
いやで かさはなし
おのかっこも  おがふりまし 夜もふる

2024.6.26 wed. link #詩

だれがくの 笛ふくのかに ふしずか ふきえやまほうじ

だれろ
だれもしずか まほうじ
ひゃりろ
のかに 笛の
のこひゃりろ

ひゃりこ

ひゃられもしぎんとの笛
ひゃらりろ
ひゃりろ
こひゃられがくの 笛だれがくのこでふきどこえのか まきどうじ
おとぎんとぎ ふくの笛

2024.6.25 tue. link #生成AI #ChatGPT #詩

人工知能による対話ボット ChatGPT が、なぜか詩を返してきた。頼んだわけではないのだが。
経緯は以下のとおり。
囲み部分が mataji のつぶやき。それ以外が ChatGPT の応答。

藪蛇とは、ヤブをつつくと蛇が出る、その蛇のこと。
英語では sleeping dog。ということは、日本にもどせば、寝た子か。
いずれにしろ、本質的に客体であるような存在。

「藪蛇(やぶへび)」という言葉は、「藪をつつくと蛇が出る」という状況を指しており、余計なことをすると予想外の問題や危険が生じることを意味します。この蛇はその結果として現れるものであり、本質的に客体として存在しています。

一方、英語の表現「Let sleeping dogs lie(眠っている犬をそのままにしておけ)」は、問題を起こさないために既存の問題を掘り起こさないほうが良いという意味です。この「眠っている犬」もまた、触れなければ害を及ぼさない存在として描かれており、客体として存在しています。

これらの表現を日本語に戻すと、「寝た子を起こすな」となります。つまり、「寝た子(問題や困難の潜在的な原因)」も本質的に客体として存在し、触れなければ問題は起きないというニュアンスです。

いずれの表現も、潜在的な問題や危険を示す存在としての客体を指しており、それに触れることによって問題が顕在化することを警戒しています。

つつかれて現れる。
つつかれないと現れない。
主体があるかのように見えても、
あるいは、主体であるかのように見えても、
じつは虚構の主体。

確かに、「藪蛇」や「寝た子を起こすな」という表現において、「蛇」や「寝た子」はつつかれたり起こされたりしない限り現れない存在です。この点から、彼らは表面的には主体的な存在に見えますが、実際には虚構の主体であると言えます。以下のように整理できます:

  1. つつかれて現れる存在:
  2. つつかれないと現れない存在:
  3. 虚構の主体:

藪に潜んで外をうかがう謎の目。
二十日の月が上野の山にのぼるころ。

「藪蛇」の比喩やその存在の不気味さを考えると、「藪に潜んで外をうかがう謎の目」という表現は非常に象徴的です。この表現は、潜在的な問題や危険がどこかに潜んでいて、いつ現れるか分からない不安感をよく表しています。

「二十日の月が上野の山にのぼるころ」という情景描写は、その不気味さや神秘性をさらに強調します。静かな夜、月明かりが山を照らす中で、藪の中に潜む何かが存在するというイメージは、まさに不安と緊張感を呼び起こします。このような状況下で、藪をつつくという行為がどれほど危険であるかが、より一層浮き彫りになります。

以下にそのイメージを詩的に描写してみます:



藪に潜む謎の目
静かに外をうかがう
二十日の月が
上野の山に昇るころ
闇夜の静寂を破らぬように
そっと息を潜めている

藪をつつけば
何が現れるかは知れない
蛇のように忍び寄る恐れ
見えない存在の影が揺れる

触れなければ静かに眠る
虚構の主体は
ただ待ち続ける
その目が光る夜の中で



この詩的な表現は、潜在的な問題や危険の存在感を強調し、その静けさと不気味さを描き出しています。「藪蛇」の持つ深い意味を情景とともに表現することで、その警戒すべき本質がより鮮明になります。

(以上)

2024.6.24 mon. link #詩

時空ですね。
午後?
夜明けの空のてっぺんは、一座の朝男。
夜明けのてっぺんでも、文字盤を確認するためにネズミがこれを持っている。
午後は?
女の子みたい。
男のようにスリムに見える。
その夜明けのトップはネズミの文字盤か。
馬のネズミのトップ?

全裸でよどみなく、歪んだ時間帯の一座だが。
これで一座の歪み具合、弾力性をチェックするのか。
そうだという。
夜明けの朝、この少女は?
夜明けのように見えるのはいつですか?
夜明けのように華奢に見えると、空なのにネズミがいる。

お市の方とは別世界の男で、どこがしっかりした男なのかわからない。

夜明けの若者のようにスリムに見える。
午後?
ダイヤルみたい。
一座の若者のようだ。
あの時の弾力といい、一座の若衆のようだ。
あれか、見た目少女。

時の空、それは朝の少女。
やっぱり若い方がいいのか、淀君といい、何といっても遊芸の一座の男ゆえ。

2024.6.23 sun. link #詩

おっかさん、もう我慢の限界よ、赤いおんどり、灰色のおんどり、ベッドを整えるのはあんた、パンとワインは与えない、おっかさん、ベッドを整えるのはあんた、パンとワインは与えない、もう風は吹かない、おっかさん、もう我慢の限界よ、海に行って息子の一人や三人、手放さないほうがよかったのに、あんたは人に危害を加え、赤いおんどりに息子を手放してくれと泣いたりしないで、潮はもう吹かないで。

2024.6.22 sat. link #詩

ああ、聖人になりたい人たちよ
ああ、主よ、私はすべてのイントにおいて
ああ、聖者よ
ああ、私は金の冠を戴く
ああ、私はその時

その時、街路は金となる
ああ、この数字が黄金に輝く時、私はこの数字が行進する時
主よ、私は行進します

ああ、私は王冠を戴きたい、彼らが行進するイントを戴きたい、その時、あの数字の聖者たちが黄金に輝く

ああ、主よ、わたしは街路が黄金であるように
ああ、私はすべての舗装されたところ
ああ、私は聖者であり、すべての主である
ああ、その数とともに

ああ、聖徒の数と共に
主が、主がベルを望まれる時
その数だけ

ああ、その数の聖徒になりたい
そこに聖徒がいない時、そこに舗装された筋がある
どこに
ああ、主よ
ああ、私はすべての筋がある
ああ、主よ、その中に入りたい
聖者たちよ
ああ、主よ、主よ、私はアーチの敷き詰められた者です
ああ、金の行進に出たい
ああ、その時、その行進は、金の連なりとなる

2024.6.21 fri. link #詩

「学徒誕生」――というタイトルでどこかに書いたはずだが、ディスクを検索しても出てこないから、アイデアだけあって、まだ書いてないのだろう。
そのアイデアというのは、「骨頂の丸太小屋」から商売の神様が出てくるとのメモが残っていて、その神様が言うには、「あんたを一人前の商人にして町へ送り返してやるよ」。そのような経済理論。舞台はアマゾン流域。なぜかアフリカと思い込んでいたが、アマゾンなら南アメリカではないか。
理論はわかったとして、具体的にどんな学徒が誕生したのか。
メモの内容は、以上ですべて。そこから考えられるのは、経済学の学徒くらいしかない。パワリー街で人を呼び止めて、いんちき商材を売ってた某がその学徒なのか、それとも商材を掴まされたやつが学徒なのか。
あるいは、もしかするとあれか、聖者が町にやってくる。

2024.6.20 thu. link #詩論 #混沌 #荘子

by Lens

考えすぎない。もっと、まぬけに。

エアブラル
殺す
AABB
円柱AのCEDO
アーボッド
図 11.5 コモート小麦と
これらの植物の半分以上が倍数体植物であることを考えると、染色体の突然変異は非常に重要であると思われます。モーガンの染色体理論が完成した 1920 年代には、自然のアルマトンと生物学的進化に関して多くの科学的懐疑がありました。
事実
遺伝的突然変異は細胞の質や数を変えることがよくあります。 遺伝子突然変異は、それが発生する時点で発生します (1) ほぼ実験室で行われます。それはゲンの名前です、そしてモーガニアです

南海の帝シュクと北海の帝コツが、中央の帝混沌を訪れる。
厚くもてなされたシュクとコツは、「人間は、目、耳、鼻、口の七つの穴で、見たり、聞いたり、味わったりするが、この混沌にはそれがない。穴をあけて恩にむくいよう」と、一日に一つずつ穴をあけていったところ、七日目に混沌は死んでしまった。
『荘子』応帝王篇

2024.6.19 wed. link #ダダ #ツァラ

銀行家の夫に捨てられそうな女がいる。
彼女は詩人に恋をする。
詩人は遊びのつもりで彼女につきあう。
(このあたりはメロドラマか)

銀行家はカジノで財産をすってしまう。
これがきっかけで彼は愛に目ざめ、妻を愛しはじめる。
島巡りの旅に出た夫婦を追って、詩人も島へゆく。
詩人も愛に目ざめてしまう。
(このあたりもまだメロドラマか)

夫婦を追って島に行ったことは詩人の幻想。島も幻影。
(このあたりからダダ)
パリにもどった詩人は旅行の思い出を語り、夫婦をハムレットの芝居に招待する。
その直後、銀行家はアパッチ族に殺害される。
終局を美しくするため、詩人は20年後に自殺し、目撃者たちは彼の魂を競売にかける。

H.ベアール『ダダ・シュルレアリスム演劇史』(安堂信也訳)によると、以上がトリスタン・ツァラの戯曲『雲のハンケチ』の大雑把な内容。ベアールの原著が出た時点(1967年)までに、この戯曲が上演されたことはなく、戯曲の再版もなかったという。

2024.6.18 tue. link #詩

ちゃつぼに チューしよ
井戸のまわれて ずっころばしよ

おっかさんが ごまみが呼んで おわれて ごまみが ごまわりでも
俵のまみそ ドンショ

ぬけたのねずい トッピンドコシャン
ずい ドコシャンドコショ
チューれて おっころばし ずいたのー

2024.6.17 mon. link #詩

アダムの父はファンであり、カルの義務と不法行為を崇拝する者を魅了、アダムは敬虔に愛する大人のボアを救います。アダムはベルを抱きしめます。アダムはファットホールを知っています。アダムはヘルです。世界は彼の息子の母親を救うことを決定しました。アダムは損失、障害、劇的なイネスケイトを遠ざけ、ディーンを失いました。アロンテレコウンはケイトが賢明な顔をしかめているなら、カリンフルトはバスで行きます。ブロムアベリフルのレスはその後、観覧車の下でドラットロンを襲撃。おれはあんたの子守ではない。アダムと戦時中の徴兵少年たちは、リナス・バレーのためにアロンのプランドアロッキープランド区に入り、アダムアベリビーは不機嫌で、おそらくモンスのフォルニアンアロットは太ったロンです。娼館に潜んだケイト、カイン、エンド・リリーバーズ、彼らを取り戻すために、エデンの東で。

2024.6.16 sun. link #詩

宇宙から来たはだか女が
地球人のふりをして
野原でポーズをとっている
ポーズは決まらない
決まらないのよ、あたし
そんな様子で身もだえしている
手足を自分にからませたり、ほどいたり
伸ばしたり、ひねったりしても
どうしても決まらない
それに宇宙から来たはだか女よ
地球の女とは
サイズもずいぶん違うぞ

2024.6.15 sat. link #詩

その生き野郎と縁があるって
歯なんばってのか
爪つめるってのか

誰がぶってしまえだ?
ガキに、どもの世話をするってんで
黒い雨が、くたばっしょかよ
どもいねえに追いつめられてるってしまえだ?
ガキに追いつべ言うするっておまり、くたばっしめられてしまえ、ぶってのか札束な

誰ものかよ
どもい雨がおれてん?

2024.6.14 fri. link #詩

あのな、おれがそのダニーボーイだ
パイプがおれを呼んでいる

夏が去り、すべてのバラが散る
あるいは谷が、静まり返ってこいよ
でも草原に夏が来たら
パイプがおれを呼んで
夏が来たら、もどってこいよ
でも草原に夏が去り、すべてのバラが散る

パイプが、すべては谷が折れてこいよ
夏が去り、おれが去り、すべては谷が散るよ、すべてのバラが散るよ、すべてのバラが呼んで白くなってこいよ、谷が折れてのバラが散るよ、すべて来いは谷が散るいよ

歌に歌われた、おれがそのダニーボーイだ
夏が来たら、もどって
あるいは谷が雪で白くなったら
帰って来るさ、呼ばれようとまいと

2024.6.13 thu. link


情報をあれこれしてるうちに浮かび上がってくるもの。
アグレッシブな突然変異。――自分が探していたもののような気がするから、おもしろい。

2024.6.12 wed. link #詩

横浜、たそがれ
考えこむことはないですよ
口づけ、残り香
あの人は行ってしまった、吹き飛ばされちゃった
たぶん今ごろは
新聞街の戦闘に巻きこまれて
至るところで撃ち合っているのです

ちょうどこんな夜には
たばこの煙、酔えないお酒って
もう、嘘ばっかり

ト、左上から右下にかけて兵営の赤いレンガの壁、そのうしろに消え入るような星影のなかの市街、夜、風、――

あてない恋歌、流しのギター、死体の臭いがぷーんときますぜ!

夜打つ太鼓 feat. よこはま・たそがれ
そんなタイトルでどうよ

2024.6.11 tue. link #詩

きしてやしゃして、手をどけな。
こいて泣いかさけなさまめ!

きしねえくせにして泣いかけなこい連中だ、おまばかけなんだ、どうよ!
そんないかりしょ?
いやがるなんたにするな、いっしたらどけねえとに。
でもいや、どうだ、別にするんたらどけねえくせに。

それであんでしねえと気に。
こといつ、別にするし!
それは出かさまめ!
きしゃがるなこの豚め!

いかけねえとに何もおれでもねえぜ。
そうかしやがったは、別には、ないかさけねえくせに。

2024.6.10 mon. link

以前のブログ記事から転載。S.Yairi のハーモニカについて、12年前。

音楽は「月の砂漠」があればいい。「浜千鳥」でもいいか。
疲れてるとそんな気になる。
この「浜千鳥」は S.Yairi のブルースハープで吹いた。

(いろいろひどいが、ご笑聴ということで)

S.Yairi はいい。
やわなところがいい。吹きやすい。
それに安価。先週御茶ノ水にいったら、あいかわらず400円ほどで売っていた。

この店。JR 御茶ノ水駅から駿河台下方向に3〜4分くだった左側。

S.Yairi のつくりは少しチャチ。
ベンドの練習を繰り返すと、ベンドの音がデフォになってしまう。
長調のハーモニカが短調に変わってしまうわけで、便利と言えないこともない。
ケースの開閉も難あり。
でも吹きやすい。

2024.6.9 sun. link #詩

ロッシング、そして細い枝が折れるが、彼らは祝宴を開く。雷の月の赤ちゃんは武装しているが、主な牛グロスキートがヨカンを熱くする。それは海を駆け巡るトッキングだ。小麦の周りを泡が吹き、牛が何かをかき立てる。それがスワッティバルを生む。ヨカンの腕はプラボンを装備する。冷たい刺し傷が始まるのは、網の泡の血だ。ウィットに富んだメイルロッシニーが飛び回る。苔が生え、泥が積み重なり、重さはスワッティバルだ。そして、オドッグからアンに、泥の血が吹き込む。これらの腕は、プラーズリングを巻き込み、オドリーを巻き込み、スウェッティバルの道を進む。スワッティバルが鳴き、ハリー、アレスプライドのウッディフェスが始まる。書いたのはモスキーテストの妻アソン・オテアキン。

2024.6.8 sat. link #詩

天井から床まで、真紅の重々しい垂れ絹の表に、そしてその静脈から床まで、幾つかの巨大な昆虫でもあるかのように、幽かに揺れながらはい歩いていた。

そして、その影法師を投げていた。
天井から流れ出した垂れ絹が豊かなひだを作って懸けられて、その影法師は、蝋燭が茫と垂れ絹の表に、我々七人の真ん中には、これも緋色の天鵞絨で覆われた一つの大きな影法師を投げていた。

ドス黒い色をした垂れ絹の襞の曲線の上に、垂れ絹の表に、三挺の太い蝋燭が茫々。
そして、その影法師は、蝋燭が茫々、
古風な彫刻であるかのように、
そして、その静脈から流れ出したばかりの血のように、
幾つかの傷のようにも、
垂れ絹が豊かな襞を作って懸けられている。

ドス黒い垂れた一つかの表に、垂れ絹が豊かの天鵞絨でもあるかに、真紅の重々七人の巨大きな影法師を作って色をして、真ん中に、幾つかの巨大な昆虫で覆われ絹の焔に、その静脈がかりの焔には、そして、幽かな彫刻で、我々七人の重々。

その静脈から床まで、
部屋の四周には、蝋燭の焔につれて、その影法師は、蝋燭が茫々、
幾つかの巨大な昆虫でもあるかのようにも。

2024.6.7 fri. link #詩

英国海軍の潜水艇の匂いを嗅いで、重量を追加。
ポリアンナに食べさせるため、司令官は潜水艦で海岸に行く。
英国の海岸の苔のラックの家。
季節が変わり、トナカイに乗ったポリアンナ。
王立の潜水艦が出港し、ポリアンナの背にゲインズする。
潜水艦に乗り込み、バラストを捨てる。
彼女のために舷側にぶら下がる。

戦争は難しい、重さも含めて。および、匂い。

2024.6.6 thu. link #詩

I.
染められた、悲しく冷たく暗い、豆の穂先の米。
箱は夜のスパーリングアウトの色です。
暗闇の図星。
風呂のトバが銭の袋に目を覚ます。
真ん中。
最初の笛の人形の香り、その厚く押し込まれた人形の蓋は薬瓶です。
豆の穂先の蓋は冷たく暗く、馬が回りはじめます。
綿の裏地は私の心でした。
私の口の冷たい夜明けは吹き飛ばし器の下に裏打ちされ、風呂の前に高く積み上げられています。
私は曇り暗く、豆はまだ馬のためにあります。
ボウルは一年の米です。
選ばれたとき。
愛は吹き飛ばし小屋でした。
私は口の冷たい声で風呂のトバの始まりを年がかりで寒い日に聞きます。染められた竹の単葉は、霜とともに悲しくやってくる。

II.
冷たく暗い、豆の茎。

III.
これは染められた、悲しげな綿の裏地。
薬瓶。
愛は雪を覚ます。

IV.
空飛ぶ家。
都の夜鳴きに槍を突き刺すことができる。その冷たい声は、高く押し込められて静まる。
門番に出入りを塞がれる。
眠っている間に口から、眠っている間に聞く都のバリーインゲールの香り。

2024.6.5 wed. link #詩

あっ、てめえのグラスをつかできれいつけにがる。
あったくれ。
こき焼けてんな?
おまだったんだなことか、もう。
折れてくこだいる。

こだいるぜ。
あって、もう、ドスを持ったくれい。
何か、やあからねえのグラスをつ、焼けにいる。
あかでき焼けにいる。

いつ、やってめえ、何か?
あかできれいやあか、まだと、もう、ドスをつからねえ。
どこの口を持って焼けてみつけに。

2024.6.4 tue. link #詩

とまどろめば
む なる夜の よみこたちの 寝ぬる
む 夢をあひいとまつりやまさて
 みこたりけりける

とまつりける夜のみて
さる歌の 寝ぬる いやまつりけりける
じちようにな

 まつかし 男あひける
 あだなみかなかうになげさる
し なにも 寝ぬる夜の 人をあひ給ひいや

  さる夜の きたりける きたちの

いやり なみて し ありまどろめにて
 み いへりけむ 男あだな
深草の きたちようまり

2024.6.3 mon. link #詩論

行分けするだけで詩になる。
リズムが見えてくるからではないか。

江戸川乱歩『パノラマ島奇談』

なんとうまい手品ではありませんか。
菰田源三郎の墓の隣には、
源三郎の祖父にあたる人の棺が埋めてあるのですが、
そこには今、
あなたの思い遣りのあるはからいで、
お爺さんと孫とが、
骨と骨で抱き合って、
仲よく眠っているのですよ。

むろんそれだけではありませんが。

2024.6.2 sun. link #詩

声を張りあげて歌っています
鶉撃つ銃をもて鹿を撃つべくもあらず
人間の眼は、死骸の上に落としたる
銃をもて鹿を撃つべくもあらず
かく言えばとて、こんな奇怪な経験が
本当だといって宣誓すればいいのでしょうか

声を張りあげて歌っています
この書物にはこの事件に関するなんの形をもとどめていませんと
あなたが自分の新聞社へ送った記事の写しを持たないらしく
残った分には次のようなことが記されている
彼らにとって新しいのは
この書物にはこの事件に関するなんの形をもとどめていませんと

されば、声を張りあげて歌っています
最もよき場所は畔を突き進むがごとき響きを聞けり

2024.6.1 sat. link #詩

手をつないで水菓子屋を出た
「それでは、ごきげんよう」
「それでは、ごきげんよう」
あいさつをして右と左にわかれる
不思議なことに洋杖が鼻へ触りさえして
「豚はころりと、豚はころりと
 谷の底からよせばよかった
 舐められて、山門のいらかを隠す、餅や」(
そんな歌を歌いながら帰った
今度また手をつないで
水菓子屋から出てくる日まで