zakki no.48 by mataji

[2024.7.1 - 2024.7.31]

2024.7.31 wed. link #詩

まことに白鼻なり、石は膚を傷つけ
尾を搖るがしてその額を掃い、またたおれ、此のごときはすべて是に非ず

江もし死せば、狼を曳き來りて其の足を嚙み洩らす者は、足、少間してまたたお
江にわかに起きて、錘を以て狼の腦を擊つ、至る者無し、大に喜び、之を立ち斃す、意はまさに其の額をまんとす、母、父の報を冀わんことを所復として得たり、江いまだ動かず、また漸く首を俯して其の足をねぶり、得れり、狼來りて其の鼻を嚙むなり、狼來りて前狀の如し

其の股をまんとす
江にわかに起きて錘を以て狼を擊ち、狼は來りて逡巡し之を嗅ぐ、少間してまた一狼すなわち之を置く

以上、昨日の漢詩の読み by ChatGPT

2024.7.30 tue. link #詩

真白鼻也、石傷膚
搖尾掃其額、又斃、如此都非是

江若死者、曳狼來嚙其足洩我者、足、少間又斃
江驟起錘擊狼腦、無至者、大喜、立斃之、意將齕其額、母、冀報父所復得、江迄不動、又漸俯首舐其足、得、狼來嚙其鼻也、狼來如前狀

將齕其股
江驟起錘擊狼來逡巡嗅之、少間又一狼乃置之

2024.7.29 mon. link #詩

噛み付くように泣け。

その日、かかとを蹴って、その長い体を蹴って、司令官が誰かに手を差し伸べて、そのようにして私のこのポニートを産んだのか?
疑わしいのは、チャンの若さのアリの若さ、
ワシパインが目の芯を表現する理由をふたたび私が周りから叫んでいたように、
羊飼いのヒリンが居るのを待て。

な、噛み付くように。

すると道脇のラッパーが突然、
ホワイトボン、
ウェニフィーリーは年老いて、マンジェスのハンスがマングだった。
それでも疑うならと、帽子を捨てたハンク。

2024.7.28 sun. link #ダダ #レーモン・ルーセル

レーモン・ルーセル作『アフリカの印象』の上演ポスター

この芝居はグラン・ギニョール的なところが多分にある。すべて罪人たちは、――そしてその数はかなりであるが――舞台上で死刑にされる。そこは、エジュール広場で、樹の枝には、クリスマスの豆電球のように吊りさげられた首が飾られている。嫉妬に狂ったルールは、スイス女の着けるコルセットをして、担架の上でわめき立てながら連れて来られる。そして死刑執行人が死の訪れるまで、コルセットの紐孔の中に金張りの針を深く刺しつづける。かくして、罪の原因自体が拷問の道具となる。ルールの共犯者も同様連行される。死刑執行人は赤く焼けた鉄で、足を焼く。 アンリ・ベアール『ダダ・シュルレアリスム演劇史』(安堂信也訳)

2024.7.27 sat. link #詩

別のオオカミがやってきて、匂いを嗅いだ。
身をかがめて二匹を殺し、夜中まで姿を見せなかった。それから三晩か四晩、姿を見せなかった。それから二匹のオオカミがやってきて、彼の大腿骨を刈り取った。
夜中まではかからなかった。
ひっそりハンマーを手に去っていった。
彼は母に、父の家で寝るつもりだと告げ、彼をそこへ引きずり込み、地面に寝かせ、ハンマーで叩いた。

川が待っていると母に伝えた、もう朝だった。

2024.7.26 fri. link

シェルドン・レナン『アンダーグラウンド映画』(波多野哲朗訳)

ロバート・ブリアという映像作家が、スタジオにいる自分を撮って手書きで修正したものという。
なぜそんなことをしたか。
したかったから。まあ、そうだろう。
おもしろそうだったから。
つい出来心で。あるいは、いつもの癖で。

自画像を描く技能がなかったから。それも一因ではないか。
無能は創造の母――23日記事

いや、絵は描けたらしい。というより、20世紀を代表する美術家とあり。
「ブリアの描線は、どこへ向かうか分からない。しかし、それは同時に穏やかで確固としており、圧倒的な表現の喜びに満ちている」ーアンドレ・ラバルト
「ブリアの作品『69』は絶対的に美しく、完璧だ。」ージョナス・メカス
特集 手への回帰:ドローイング・アニメーションの力3 ロバート・ブリア特集

2024.7.25 thu. link #詩

毛むくじゃらの靴、飛び回る夜鷹。
暗殺者は神や幽霊のように速いと言われる。

室町将軍は山陽に逃げる。
山陽の寺で、商人たちは髪と皮を身に付ける。

彼らはシャギークロールを稽古し、屋根の上で身を投げた。
群衆の中にいた若い男にキャビネットで遊ぼうと誘われたので、屋根に登った。
あるいは、刺客たちは軒先までスカートを運んでいたという。
当時、若安寺には髪を結っていない商人はいない。

鳥の足に猿がぶら下がる、空飛ぶ正夢。

2024.7.24 wed. link

ある本に、この芝居はグラン・ギニョール的なところが多分にある、すべて罪人たちは舞台上で死刑にされる云々とあり。そのページの余白に、

  文脈を見ない切り取り
  オニオンテープによる貼り付け
  断章取義、すなわちコラージュ
  文脈を見ない
  黙って切り取る

と鉛筆の書き込み、自分の字で。
自分で書いたものだから、だいたいの意味はわかるが、オニオンテープというのが不明。

で、「オニオンテープ」を Google で検索したら――
玉ねぎの写真をいくつか載せたページがヒットし、
「食品産業におけるオニオンテープ 自動包装の準備が整った製品 自動化された食品生産のコンセプト ジェネレーティブAI」
とのタイトル。
どうやら自動生成画像の配布サイトらしく、このタイトルも自動生成されたものだろう。

オニオンシードテープというものは実際にあるらしい。
その方面の関係者なら、これをオニオンテープと略すことはありそう。

関連記事: 2024.7.28

2024.7.23+ tue. link

制約は創造の母――と人が言っている。
- 制約は創造の母である

だとしたら、無能こそ最強の創造の母ではないか。

2024.7.23 tue. link #詩

單練髟屈履膜皮、飛天夜叉術也
或言刺客、捷若神鬼

韓晉公在浙西
時瓦官寺因商人無不毛戴

單練髟屈履膜皮、乃投蓋而上
眾中有一年少請弄閣、乃投蓋而上
或言刺客、欹身承其溜至檐
時瓦官寺因商人無不毛戴

空一足、猿掛鳥跂、飛天夜叉術也

2024.7.22 mon. link #詩

日は鳥羽を攫りて帆と為し
飄ありて人皆死す

己巳の秋、嶺南より外洋に従い
夜、石洞の中に伏し、碎けて於に是を附けて巨艘来たる
また大島に被りて免れ、羽を織りて帆と為すこと皆無なり
日は鳥蟲を攫りて食う

呂宋国の人
飄ありて巨艘来たる

巡撫は疏を題し、鳥蟲を攫りて食う
また飄ありて舟澳門に至る
上に十一巨木あり、飄あり舟大島に至りて免れ、櫓帆あり
日は鳥蟲を攫りて食う
上に十人あり、嶺南より外洋に従う

自ら言うに
呂宋国の人、巨艘に附けて来ると
――――
昨日の詩を読み下してみたが、難渋。
同様のことを先日もやった(7月13日記事)。このときは読み下しと現代語訳は生成AIの出力をほぼそのまま採用。
――――
別版: 2024.9.7

2024.7.21 sun. link #詩 #漢詩

日攫鳥羽為帆
飄一人皆死

己巳秋、嶺南從外洋
夜伏石洞中碎於是附巨艘來
又被大島得免、織羽為帆皆無
日攫鳥蟲而食

呂宋國人
飄一巨艘來

巡撫題疏、衣鳥蟲而食
又飄一舟至澳門
上有十一巨木、飄一舟至大島得免櫓帆
日攫鳥蟲而食
上有十人、嶺南從外洋

自言曰
呂宋國人附巨艘來

2024.7.20 sat. link #詩

タコラ、名探偵アルフォンス三世。
賢い読者の皆さんは、もうお分かりだと思いますが、さて、彼が殺したのでしょうか?
犯人はイギリス人の少年だったのか?
それともポーランドの義勇軍か?
そんなデマを流す前に、ドイツから来たシェパート氏は、役割を果たすことにしてヴァイオリンを手にした。そのヴァイオリンが含まれていたのです。
このように変装して、今度は犯人を探しに出かけなければならないのだが、その変装で彼は通り抜けた。

カイザー・ヴィルヘルム二世も喜びと勇気を表した。
私は乗り気になった。彼はどんなに珍しいことでも謎を解きたかった。彼は逃げたかった。(左右の耳の後ろにポーランを連想させるようにした)。頭上のノルウェーで私はキルトを結んだ。
以上のような完全武装で、殺人――?

そんなデマを流す前に、ドイツから来たシェパート氏は、すでに役割を果たすことにしてヴァイオリンを手にしていたのです。そんなデマを流す前に。

2024.7.19+ fri. link #ダダ

だからあきらめないんだ。
ある人は言う。 ダダは悪くないから良いのだ
ダダは宗教であり、ダダは詩であり、ダダは精神性である。 ダダは魔法だ。 私はダダを知っている。
良くも悪くも宗教だ。
アジリティだろうが懐疑主義だろうが、どう定義しようが、だから君たちは死んだんだ。
私はあなたたちが死んだと誓う。
最大の謎は秘密だ。 だが
である。 決して
2023.7.11記事

2024.7.19 fri. link

シェルドン・レナン『アンダーグラウンド映画』(波多野哲朗訳、1969)

2024.7.18 thu. link #詩論

アンリ・ベアール『ダダ・シュルレアリスム演劇史』(安堂信也訳、1972年)

詩は言葉の芸だから、音とリズムは付き物、
意味が通ろうと通るまいと。

2024.7.17 wed. link #詩

ひとだろうしょ濡れだろう?
さあ、みんだろうした?
風もかもおさあ!
なにもうないねえ、いことだとだろう、どう、どう、それだけのことだとな。
なあ!
ひとりぼっちで死ぬのこうよ。
もおまっちゃながくたばるんだとだとながくたばるんだ!
さまえ、いんながくた。

さまっちゃないことなかろう?
ひとりで死ぬのことりで死ぬのことだとりぼっちゃいねえなにもう、くはないんだけのはなにも、それだけのこうよ。

わかも、好きじゃなあ、な!
なにもかもかっちゃいんだ、それだ、好きじゃな!
さあ、それだけのはなあ、みんだろうしょ濡れだ!
ねずみがくは、どう?
おまえ、ながくたばるんだ、どう?
なにもう?
風もかっちで死ぬのは、どう、なかろう?
おまえな!
おまえなあ、いねえなにもうよ。

2024.7.16 tue. link #詩

天竺ねずみのちびすけて
たきゃ
天竺ねずみちゃい

そのちじっしてるとしちじった
いなかけはもあ

天竺ねずみちびすけば、かけは
きゃいなそこには

2024.7.15 mon. link #詩

ずみそ ごまみそ
井戸のだーれて ずいきっぴんでも

おっころばし ちゅー
ちゃつぼに よ

いきっぴんでも
ずっかい どんどころばしよんが ずっこしよんが どころばしよんが ずみそ おわら ちゅー

ぬけたわりでも
井戸のだーれて ごまわれて どん

2024.7.14 sun. link #ラップ #ヒップホップ

島村一平『ヒップホップ・モンゴリア――韻がつむぐ人類学』(2021)

同じ記号(下線や四角囲い)で対応させた箇所が押韻。
「すさまじく韻踏みあっている」と著者。
モンゴルの口承文芸とラップミュージックには、韻を踏むという共通点がある。一方の口承文芸が公教育の場で現代まで受け継がれてきた中でラップミュージックとの出会いがあり、「ヒップホップの起源はモンゴル」と称するまでにモンゴルではヒップホップが盛んという。

英語圏でも幼稚園から
Zeebra『ジブラの日本語ラップメソッド』(2018)

2024.7.13 sat. link #詩 #漢詩

腸胃成胡鹿刀槊之
舟人竟以空器貯之
每翕水鹹苦、經魚、井魚腦穴

近獲魚、東海水焉
舟人言
舟人竟以空器貯之
井魚、經魚、東海漁人言
海中
井魚、東海水焉
近獲魚腦有穴蹙出反淡
如泉散落海漁人竟以空器貯之狀、長五六尺
如泉散落海中
腸胃成式見焚僧菩提勝說

[[読み下し]]
腸胃は胡鹿刀槊の如く成り
舟人は竟に空器を以て之を貯む
毎に水を翕(あつ)むれば鹹苦にして、井魚、経魚、脳穴あり

近獲の魚、東海の水に焉(あ)り
舟人言う
舟人竟に空器を以て之を貯む
井魚、経魚、東海の漁人言う
海中にて
井魚、東海の水に焉り
近獲の魚脳穴有り蹙出し反って淡し
泉の如く散落し海漁人竟に空器を以て之を貯むる状、長さ五六尺
泉の如く散落し海中にて
腸胃は式を成し、焚僧菩提に見ゆること勝に說く

[[現代語訳]]
内臓が胡鹿の刀や槊のような形になっている。
舟人は最終的に空の器にそれを保存した。
水を吸うと塩辛く苦くなり、井魚や経魚、そして脳に穴がある。

最近捕まえた魚は、東海の水で捕まえたものだ。
舟人は言う。
舟人は最終的に空の器にそれを保存した。
井魚や経魚、東海の漁師が言うには、
海の中で、
井魚は東海の水で捕まえたものだ。
最近捕まえた魚の脳には穴があり、反対に淡い。
泉のように散らばり、海の漁師は最終的に空の器にそれを保存した。その形は長さ五、六尺である。
泉のように散らばり、海の中で、
内臓は特定の形になり、仏教僧菩提に見せると、それが優れていると説いた。

2024.7.12 fri. link #詩

まだだけど、それを見て怒るのは早すぎる。
十日後、私はふたたび申し入れた。
まだ終わってない、と。

まだだけど、まだ見ていて早すぎる。
ニワトリは木の鶏だけど、ニワトリではない。
そしてまた十日後。

ニワトリじゃないけど、ニワトリなんだ。
私はまだそこにいない、でも私はまだ探しているし、聞きまわっている。
十日前に戻る、今から。

まだニワトリじゃないけど、まだ見てる。
時間だが、ニワトリは変わっていない。とさかが赤く、燃料があまってる。
ニワトリは他のニワトリと違う。ニワトリには歌がある。

まだニワトリではないが、とさかが赤い。

2024.7.11 thu. link #夢

知識も経験もない、馬券を買ったことさえないのに厩舎をはじめた人が、事態を振り返っている夢。

今までに五頭を育てたがすべて失敗。
馬はヨーロッパの繁殖業者から買った。たぶんイギリス。
五頭のうち二頭は額に星の文様があった。星の文様は不吉という。育てるうちに目立ってきたから、業者に問い合わせたら、レース最中は走る勢いで文様は薄まるから安心しろ、と。
事実は真反対で、走るほどに際立って、二頭ともレース中の事故で骨折。

三頭目は、今日こそ勝ってはいけないという日に初勝利。
その日負けていれば、厩舎のシンジケートから補償金だか見舞金だかがもらえたのだという。

五頭目は、馬だと思って買ったのに、熊の子だった。

2024.7.10 wed. link #デュシャン

マルセル・デュシャン、ピエール・カバンヌ『デュシャンは語る』(岩佐鉄男・小林康夫訳)

「時間つぶし」の原文は、remplissage。空間的、時間的に、間を満たすこと、満たすもの。
誰であれ、何事であれ、人生でほんとうに価値あるものは、せいぜい一生に四つか五つ、あとは埋め草。
で、あんたは、という問い。

2024.7.9 tue. link #詩

細い棒で頭を叩くと、いつもパニック状態。
銅鑼と詠唱、どの穴にも、見たことのある男がいる。
あるいは金で、私は男を見たことがある。
一人見たことがある。

細い棒でカエルの頭を叩けば、いつでも街でドラマを作ることができる。
あるいは金で、それからカエルのてっぺんを叩くと、それぞれの穴がカエルのてっぺんをアンブレスし、それからカエルをカオスに叩く。
市場で銅鑼やシャンや歌が演奏されれば、カエルはことごとく叩かれ、カエルは叩かれる。
それから皆でいつものジェスチャー。

杜にいた時、頭に十個か二個の穴が開いている人を見たことがある。

2024.7.8 mon. link #詩論 #ジブラ #川原繁人

ZEEBRA『ジブラの日本語ラップメソッド』

韻を踏むという約束、あるいは不自由。
この教本の枠外になるが、その不自由が発見を呼ぶ。
テレビで誰かが言っていた、韻を踏むという制約がそれまでになかったフレーズを生む、と。
俳句や短歌の制約(五七五や七七の形式)にも同じことが言える。

[2024.7.14 追記] 制約は創造の母である
川原繁人『言語学者、外の世界へ羽ばたく』

川原繁人『言語学的ラップの世界』

2024.7.7 sun. link #詩

芝居の名前は春祭り

会場にいた四人の役人はみな赤い服を着ていて、何を言っているのかわからないが、春祭りを演じるために県の試験に行ってきた。
私も子供の頃、県の試験に行き、役人に聞かれたことがある。
ある日突然、すべての商人と商人が、荷物を持って向かい合って座っていた。
旧正月だった。
何をしているのかと役人が尋ねた。

貿易商のうちの一人が笑って、最初の一人が彼らをからかった。
頭に毛が生えていた。
太鼓が大音量で鳴っていた。
会場にいた四人の役人はみな赤い服を着ていて、白人の役人もいるように見えた。

2024.7.6 sat. link

シェルドン・レナン『アンダーグラウンド映画』(波多野哲朗訳)

2024.7.5 fri. link #リチャード・フォアマン

リチャード・フォアマン「それを作る過程についてのノート:それもまたオブジェである」(鴻英良訳)

2024.7.4 thu. link #詩論 #ナンセンス

我々は、時には子供のようでありえても、いつでも子供ではありえないのは、社会ごとに生きているからだ。ナンセンスの世界へ突入するには、我々のまわりに渦巻いているセンスというガス状の気体をぶち破って越えねばならないのであるが、していつも越えられるとはかぎらないのである。もうほんとに、稀にしかナンセンスに合体できなくなってしまっているのだが、この稀を浴びるには、やはり練習という愚が必要になってくる。 草森紳一「ナンセンスの練習」
(コモン・センス vs コモン・ナンセンス)vs ナンセンス
コモン・センスとコモン・ナンセンスで構成されるセンスに対応(対立)するものとしてのナンセンス

むずかしいな、ナンセンス。
数行の詩だと、ナンセンスなのができたと思えることがないでもないが。
だが、そのようなのは稀。
だめなら、とにかく引き伸ばす。無難より破綻を。

あらゆるものに意味はない。本来はそのはずだっがのだが。

言葉というやつがいけない。
美術なら、なんだこれ? というナンセンスにいくらでも出会える。

2024.7.3 wed. link #詩

すぐに目が覚めた。
痛みがあった、左と背中に。
どちらも三日前、老いて怒ってた、どちらも。

そこに行った者はいたか。
おまえの八人は彼の脇腹に注意を払っていたか。
馬の奴隷七人が恐怖に震え、痛みに浸り、左右に吊るされた玉帯に目を感じ、馬志志は人の奴隷を背負っていた。彼は七人が誰なのか見分けられず、小さなベッドに目を向け、彼は奴隷を左に抱きしめ、それが誰なのか。狂った牛が右にいた。

奴隷の群れが馬の中から、こちらを見ている。

2024.7.2 tue. link #詩

彼はいかにも面倒くさそうに顔をしかめて、スミダ川、スミダ川、スミダ川
あゝ、俺は白痴だ、そんな話か!

エフは、鋭く彼の肩を握ったきり、ムッと言って面をそむけた
馬鹿々々しい――カグラザカとかへ通って……
また眠ろうとする!
ため息を洩らす

スミダ川、スミダ川…
まだそこの続きか!
また眠ろうとする!
そして彼はいつどこにいるの?

ビリヤードは二十だし、思索はことごとく妄想で、おまけに無学で……

2024.7.6 note.com 投稿
スミダ川、スミダ川|mataji

2024.7.1 mon. link #詩

まだとからねえの長靴が手風琴?
長靴をぬかす?
おれがどうとをざろっとけ!
乞食をやってろの長靴がでもってろ、とかくいうなんだとを、みろのそころのそこからとから、手風琴でもったくなんだ?

ヘドがでらねえここからだとかす?
長靴がどうとからだとやって、おれがどうな!
おれがでらねえころ、とからだわかす?
おれのか?
乞食をぬかすか?

おれが手風琴でもって、長靴がどうとかねえのか!