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2017-09-09
ナントの移転先
朝食を終えたら、腹ごなしとリハビリを兼ねて自転車で近所をまわる。
息の上がるような運動は禁じられてるから、ランニングも速歩もできない。自転車で軽く流すだけ。それでも足の筋肉の維持にはなるだろう。
流してるうちに歌が出る。

ナント、ナント、ナント、ナント
なんと言われても、これがナントの移転先
ナント、ナント、ナント
ナントとか、ナントかとか言われても
なんと言われても、これがナントの移転先

久しぶりだな、歌が出たのは。

作曲をはじめたころは、よく自転車を走らせながらつくってた。
採譜ができない。ギターで音程を確かめながらメモしてゆけば音程の変化だけは記録できるが、音の長さはわからない。リズムがわからないから小節で区切ることもできない。
間抜けすぎる話だが、録音するということも考えつかなかった。
それで短いフレーズ(句)に曲をつけては何度も歌いなおして、よし、これなら忘れないというところまで記憶したら次のフレーズに進む。そんなふうにして丸ごと自分の中に記録してた。
そういう作曲作業を自転車でやっていた。
(……)
というわけで、自転車という環境は創作にいい。
- 自転車という環境

事情が重なって、オーディオ環境がばらけてしまった。
どう復旧するか。