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2019-06-27
キリコ、夢でダチョウ大の雌鶏に会うこと
1914年、第1次世界大戦起こる。
1915年、画家のジョルジョ・デ・キリコ、フィレンツェで応召、フェラーラの駐屯地で1918年まで勤務。劣悪な食事やたびたびの強行軍などにより体調を崩すも、連隊付き軍医の秘書としてやとわれて環境が好転し、「メタフィジック絵画」と称する作品を書き続ける。
1918年、スペイン風邪が発生。
同年夏、兵舎で睡眠中に、胸のあたりに激しい圧迫感をおぼえ、夢にダチョウ大の2羽のめんどりが現れる。目ざめて、自身もスペイン風邪に冒されたことをさとる。
以上、『キリコ回想録』による。