モノーの用語 animisme の訳語
ジャック・モノー『偶然と必然』の用語 animisme は「擬人化」と訳すのがよさそう。
渡辺格、村上光彦共訳の日本語版では「物活説」。
「物活論」という用語は日本語にあり、「物質そのものに活力,生命,魂を認める思想上の立場」(物活論(ぶっかつろん)とは - コトバンク)というから、モノーが animisme で意味しようとしたものに近い。
佐藤直樹の詳細にわたる批判書『40年後の『偶然と必然』』では「アニミズム」、または意味を補って「生命物質同等論」。
佐藤によると「精神主源論」との訳もあるという。
当ブログでは、はじめ「物活説」、その後「アニミズム」。
他の候補として、「擬人化」、「神格化」。
モノーはマルクス=エンゲルスの弁証法を批判する文脈で animisme を用いた。批判の主旨は彼らが自然や社会にアニマ(魂)が宿るかのように見たことにあるのだから、モノーの論に沿って訳すなら「擬人化」が最適か。
渡辺格、村上光彦共訳の日本語版では「物活説」。
「物活論」という用語は日本語にあり、「物質そのものに活力,生命,魂を認める思想上の立場」(物活論(ぶっかつろん)とは - コトバンク)というから、モノーが animisme で意味しようとしたものに近い。
佐藤直樹の詳細にわたる批判書『40年後の『偶然と必然』』では「アニミズム」、または意味を補って「生命物質同等論」。
佐藤によると「精神主源論」との訳もあるという。
当ブログでは、はじめ「物活説」、その後「アニミズム」。
他の候補として、「擬人化」、「神格化」。
モノーはマルクス=エンゲルスの弁証法を批判する文脈で animisme を用いた。批判の主旨は彼らが自然や社会にアニマ(魂)が宿るかのように見たことにあるのだから、モノーの論に沿って訳すなら「擬人化」が最適か。