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2019-04-03
イカロスの墜落

イカロスの墜落を描いた17世紀のレリーフ。
右下に大工のダイダロスが作ったという迷路。その上にある建物がダイダロスとイカロスの閉じ込められていた塔。

父子はダイダロスの工作した翼で塔を脱出するが、イカロスは父親の注意を無視して太陽に近づきすぎ、翼を固めていた蝋がとけて海に墜落する。
この神話からも、作者や受容者が天球の大きさをどう感じていたかがうかがえるが、計算の出発点にできる数値がないため、半径数キロから数十キロというくらいの大雑把なことしか言えない。

こちらの例では、富士山の高さを根拠に範囲を狭められたのだが。
- 「竹取物語」で読む月までの距離